わくわくワクチン

「ワクチンなんかせんよ。安全かどうかわからんのに。友達もみんなせんってゆーとるし。」と言っていたが、世の中がワクチン色に染まり始めると、周りも母も少しずつ気持ちは変わったらしい。いざ予約開始となると、電話が繋がらないことにいら立ち、焦り、その上先に取れた友人たちが「あら、私なんかすぐに取れちゃったわよ」と、次々連絡をしてくるものだから、出遅れ感が母の焦りをさらに増幅させていったようだ。

「今は一斉に電話してるみたいで、繋がらないってニュースで言ってたわ。すこし落ち着いたら私が予約は取ってあげるから」と2日間、母を待たせていたけれど、その間もずっと電話をかけ続けていたらしい。「ワクチン接種が遅れて、私だけ感染したらどうしよう」という恐怖も加わって、落ち着かない気持ちでいたようだ。

予約開始から3日目の今日、パソコンを持って実家に行く。一緒にお昼を食べて、いざネット予約!

う~ん・・・これを75歳以上の高齢者にさせるかぁ・・・という内容だった。私はネットに慣れているけれど、それでも「え?どういうこと?」と思う場面もあり、行ったり戻ったり、調べたりしながら、2回分の予約を取った。

「できるだけインターネットで予約して」というなら、わかりやす~く絵で描いたトリセツでも出しといてあげてほしいわ。おじいちゃん、おばあちゃんたち向けにね。