老後に想い

久しぶりに本屋に行く。
この店は入ってすぐに、私好みの雑貨が並んでいて、以前はその奥にデザイン関係の本が置いてあった。
このデザインの本のチョイスが良くて・・・という話しは、またいずれ。

女性誌(ファッションや生活情報誌)のコーナーを眺めながら歩いていたとき、あることに気がついた。タイトルに年齢が出てくるものが多いのだ。しかも決してお若くないお年の。
そういえば最近、80を過ぎた母に頼まれた本は、確か102歳だったな・・・。

年を取ることを肯定的に捉えているところは、自然の摂理に逆らってアンチエイジングに突っ走るより、受け入れ易い。(あくまでも私の感想です)
こじんまりとしていて、お金をかけずとも、きちんとご自分の生き方を貫いておられる。
老いてもこの暮らしっぷりは、お手本にしたいものだ。

ふと・・・思う。
あまりこういう本が増えてくると、おちおち日なたぼっこもできない・・・ということになりはしないか・・・?
すでに年金の受給開始は自分で選ぶことができ、望めば「老後」などないまま働き続けられる世の中なのだ。

「倒れて動けなくなるまで、ダラダラしてはいけませんよ。」

・・・と、言われている気がして
このコーナーを離れ、ヨシタケシンスケさんの本を買って帰った。

ヨシタケシンスケさんの本