はい?

暑い日はこれに限る。

 

この涼しげな氷の粒のまとい具合。なんと見目うるわしいことか。巨大な冷凍ミカンがあったら、私は夏中、抱き着いて過ごすだろう。

母が膝の手術をして1週間が経った。手術前の説明では2、3週間の入院ということだったので、私の中では1/3が終わったつもりだった。

が。

「退院は6~8週間後。退院後もしばらくは、車いすの生活になりそうだから、バリアフリーにせんといけんわ」

はい????

つい先日、「退院後はベッドの生活になるから、ベッドが置けるようにスペースを空けといて」と母から連絡が来て、実家の母の部屋を片付けにいったところである。今まで介護保険など使ってなかったけれど、ベッドもレンタルすることだし、この際、申請してしまおう。父の時にお世話になった、ケアマネさんと連絡を取り、市役所まで介護保険の申請に行った。これで、いつ退院しても大丈夫。・・・だったはず。

今回の手術は、膝に人工関節を入れるというものだったが、骨粗しょう症の母の骨は思った以上にもろかったらしく、手術中に骨折したらしい。これは、術後に主治医から簡単な説明を受けていた。「骨折したのでねじ1本増やしました。少し入院が伸びます」と。3週間の予定が8週間に伸びる・・・???しかも、手術前の説明では、退院までには歩けるよう、リハビリも完了してますという話しだったのに、退院後、しばらく車いすのせいかつぅ~????

手術中に骨折したことも、ねじが1本増えたことも、いちいち私には衝撃的だったが、「退院後もしばらく車いすの生活をする」という事実は、雨も降っていないのに、突然、近くで落雷があったような驚きだった。「介護保険のことで、市役所の人が話しに来るみたいだから、バリアフリーにする相談をするわ」と母からLINEが来ても、「そかそか、なら、大丈夫ね」と楽観することはできなかった。段差をなくせば、バリアフリーになるってもんじゃないのだ!ということに、当事者になって初めて気が付いた。

「あの家で、車いすの生活はできん・・・」

コロナのせいで面会が一切できない今、ソーシャルワーカーさんとケアマネさんに頼ることにした。

続きは、いずれまた。