陶芸家・加藤直樹

陶芸・加藤直樹

大事なこと。
楽しんでもらうこと。楽しむこと。

作るときに気をつけているのは、ひとりよがりにならないことです。
僕の作品は僕の子どもだけれど、誰かの恋人かもしれないし家族になるかもしれないし。
作るのはひとりだけど見るのは万人だから、できるだけみんなに楽しんでもらいたいと思うんです。

制作前は必ずアイディアスケッチをします。なんとなく書き出すと
○頭の中に浮かんだイメージ(色や雰囲気)を練る
    ↓
○自分の考えや伝えたいことを明確にする
    ↓
○それを伝えるための方法(技法や演出など)を考える
    ↓
○具体的な“モノ”として成り立つか紙と頭で考える
    ↓
○イメージをリアルにする
 といった具合でスケッチブックをぐちゃぐちゃにしながら作品を生み出します。
だからだいたい悶々としています。 常に頭にひっかかっているのは「わかりやすく」するにはどうするかっていうことです。
「ふふっ」とか「おぉ」とか「あらっ」とか。すぐに感想がもれるような、そんな作品にしたいです。

最近はずっとピーマンを作っていて「なんでピーマンなんですか?」ってよく聞かれるんですけど、 それはただ単純にピーマンが好きだからで深い理由はないんです。
見るのも食べるのも好きです。
「ピーマンみたいな顔だね」って言われたときにはびっくりしました。 後で考えてピーマンみたいな顔がどんな顔なのかよくわかんなくなりました。

「いいモノ」っていうのがどういうものかわからないですけど、僕は僕なりの答えを僕の作品に映してみなさんに届けられたらいいなと思います。

できるだけわかりやすく。作るのは大変だけど楽しいことだから、常に全力で土に向き合っていきたいです。

                 ピーマンみたいな顔の加藤直樹でした。
陶芸家・加藤直樹 陶芸家・加藤直樹 陶芸家・加藤直樹

   加藤直樹(かとう なおき)

 1979 岡山市にうまれる
 2002 岡山大学教育学部特別美術課 卒業
 2006 個展 新渓園(大原美術館敷地内)
 2007 日韓若手陶芸作家交流展(広島)
 2008 グループ展 INEDIBLE ART(ボストン)
 2009 越後妻有アートトリエンナーレ 妻有焼展 入選
    他 個展・グループ展多数

 加藤さんのブログ「私欲のやきもの」→
閉じる